柔道を続けていると、誰にでも「辞めたい」と思う瞬間がやってきます。
- 練習がきつい
- 試合に勝てない
- 怪我をしてしまった
- 周りと比べて落ち込んでしまう
そんなとき、「このまま柔道を続けて意味があるのか?」と自分に問いかけたくなるのは自然なことです。
私自身も、選手時代に何度もそう感じたことがあります。 だからこそ、今悩んでいる人に伝えたいことがあります。
◆「辞めたい」は“本気で向き合っている証拠”
柔道に中途半端に取り組んでいたら、辞めたいと思うほど悩むことはありません。
- 勝ちたくて努力しているから、負けが悔しい
- 真剣に練習しているから、結果が出ないと辛い
- 柔道が好きだからこそ、うまくいかない自分が嫌になる
つまり、「辞めたい」と思えるくらい柔道と向き合ってきた証拠なのです。 その気持ちは、決して否定すべきものではありません。
◆「辞める理由」より、「続ける意味」に目を向けてみる
何かを辞める理由はいくらでも見つかります。 でも、「今ここで辞めたら、自分に何が残るだろう?」と考えてみてください。
- 今まで頑張ってきた自分に胸を張れるか?
- 仲間との時間をどう感じているか?
- 柔道を通して得た“自信のかけら”はどこにあるか?
答えは一人ひとり違うはずです。 でも、柔道を通して得た“心の財産”は、必ずあなたの中にあります。
◆少し立ち止まってもいい。でも“離れすぎないで”
もし今、柔道が嫌になっていたら、無理に頑張り続けなくてもいいと思います。
- 1日休んでもいい
- 違うことに目を向けてもいい
- ただ、道場に顔を出すだけでもいい
大切なのは、“柔道とのつながり”を完全に切らないことです。 柔道は、人生のタイミングでまた戻ってこれる場所でもあります。
◆まとめ:柔道は、あなたの一部になる
柔道をずっと続けてきた人も、途中で離れた人も、みんな「柔道をやっていた自分」に誇りを持っていいと思います。
- 礼儀を学んだこと
- 最後までやりきる力を得たこと
- 仲間と支え合った経験
それらは、これからの人生を生きるうえで、必ずあなたを助けてくれます。
「柔道をやっていてよかった」と思える日が、必ず来る。 だから今は、無理せず、自分のペースで柔道と付き合ってみてください。
柔道は、続けた人にしか見えない景色がある。 それを、私は心から信じています。
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