「最近、なんだか調子が出ない」「試合で全然勝てない」「技が決まらなくなった」 そんなふうに感じたことはありませんか?
真面目に練習しているのに結果が出ないと、「自分には向いてないのかも」と考えてしまうこともあります。でも、それは“スランプ”かもしれません。スランプは、上手くなる人なら誰もが一度は経験する“成長の前触れ”です。
◆スランプのときに見直すべき3つのこと
①練習の質とバランス
がむしゃらに練習していませんか? 疲れがたまって集中力が下がっていたり、同じ練習を繰り返して「考える」ことが少なくなっていたりするかもしれません。
- 疲れている日は、質を重視した短時間集中型の練習にする
- ただの“作業”になっていないか、自分の動きを振り返る
②技の“基本”に立ち返る
技が決まらなくなったときこそ、基礎の見直しをしましょう。
- 姿勢は崩れていないか
- 組手の位置が下がっていないか
- 崩しのタイミングがズレていないか
強い選手ほど、基本を何度も見直しています。
③生活リズム
実は、柔道以外のところに原因があることもあります。
- 睡眠時間が短い・寝る時間がバラバラ
- 朝食を抜いている・間食が多い
- 勉強やスマホで夜更かし
体と心のコンディションを整えることは、パフォーマンスに直結します。
◆スランプは「進化の前兆」
スランプ=才能がない、ではありません。逆に、「今のやり方では通用しない段階に来た」というサインです。
- 技の引き出しを増やすチャンス
- 試合の分析力を磨くタイミング
- 「強くなるって何か」を考える機会
スランプを抜けた先には、きっと今までと違う自分がいます。 焦らず、諦めず、自分のペースで乗り越えましょう
まとめ
実際に私も、高校2年生の時にオール一本勝ちでインターハイを優勝した後、その年の12月の練習試合で、11連続引き分けでした。それは完全に「負けちゃいけない」という気持ちで柔道をしていたため、守りになっていたことが原因でした。
その時は、高校OBの先輩に「もっと思いっきり技を掛けに行け。全力で掛ければ案外返されない」というアドバイスをいただき、攻める柔道を思い出すことができました!
しっかり自分と向き合うことで解決することがあるので、まずは何がいけないのか、客観的に分析してみましょう。
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