柔道の練習で「今日は全然ダメだった…」と感じる日、ありますよね。技が決まらなかったり、先生に何度も注意されたり、いつもできていたことがうまくいかなかったり……。そんな日は、「自分って向いてないのかも」とか、「なんでこんなに下手なんだろう」と落ち込んでしまうこともあると思います。
でも、そんな日があるのは、真剣に柔道と向き合っている証拠です。悔しい、情けないと思えるのは、上手くなりたいという気持ちがあるから。柔道に真剣だからこそ感じる“壁”なのです。
そんな日は“ダメな日”ではなく、“自分を知る日”です。
◆なぜ「うまくいかない日」があるのか?
柔道は、体調・メンタル・相手との相性・練習の流れなど、いろいろな要素が絡んで結果が決まるスポーツです。自分では頑張っているつもりでも、思うようにいかないこともあります。
たとえば:
- 睡眠不足で集中力が落ちていた
- 前日の試合での負けが頭から離れなかった
- 周囲の目を気にしすぎて体が縮こまっていた
こうした状態では、技が決まらないのは当たり前です。
◆気持ちを切り替える3つのステップ
ステップ①:「今日できなかったこと」を1つ書く
例えば、「大内刈が決まらなかった」「崩しが甘かった」など。まず“課題”を明確にしましょう。
ステップ②:「その原因」を自分なりに考える
- 相手の力に引っ張られて崩された
- 腕に頼っていて腰が入ってなかった
- 足の位置が遅れていた
このように、反省点を“技術”で分解することが大切です。
ステップ③:「明日の練習でやること」を1つ決める
「足を1歩先に出すことを意識する」など、すぐに実行できる目標を作りましょう。
◆メンタルを整える考え方
練習がうまくいかない日こそ、“柔道を続けている意味”を考えるチャンスです。
- 負けたときほど「次はどう勝つか」を考えられる
- 苦しい練習を乗り越えた経験は、試合で自信になる
また、仲間も同じように悩んでいることがあります。恥ずかしがらず、周りの仲間や先生と気持ちを共有することも、乗り越える一歩です。
◆最後に
「今日はダメだった」と感じる日は、視点を変えれば「今日は気づけた日」に変わります。
完璧な練習はありません。大切なのは、“続けること”と“考えること”。
自分の柔道に向き合うことをやめなければ、必ず次のステージに進めます。
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